未分類

夫が倒れた時の事

これまでの介護の事を書いてみようと思うのですが、夫が倒れた時の事を思い返すと、今でも涙があふれてきてしまい、家族にも友達にもうまく言葉に出来ないでいます。

まぁ、忙しい毎日で人と会ったり話したりという事も、めったにない日々を過ごしてきましたが。

2年前、市で行っている救命救急の講習を受けに行ったのですが、私は救命士さんにどうしても聞きたい事がありました。

講習後に聞きにいきました。『夫が倒れた時、市内の病院ではなく、市外の、しかもかなり距離のある病院に搬送されたが、そういう事はよくあるのですか?』と。

夫が倒れた頃、猛暑日が続き熱中症で救急搬送される人が多いと、ニュースなどでよく取り上げられてました。

倒れたその日も猛暑でした。駆けつけてくれた救命士さん達もあちこちの病院をあたっているようでした。私が時間がかかっているように感じただけかもしれませんが『いつになったら救急車に運ぶのだろう』と思ったのを覚えています。救命士さんが言うには『そういう事もあります』という事でした。

救命士さんの質問に対するこたえより、当時の事を話しながら号泣してしまった自分に驚きました。当時の事を細かに思い出し、その時に初めて気づきました。私はショックから未だ癒えていないのだと。夫が倒れて4年近く経っていたのに。

辛いとか、悲しいとか、そういう感情を封印してきたわけではないけど、あまりに忙しく日々が過ぎてゆき、感情を吐き出し気持ちを整理してゆく事が出来ずに過ごしてきたのだと思います。その事に気づいたのが、ブログを書いてみようと思った理由の一つでもあります。

私と同じように介護や看病で忙しく日々を過ごしている方、たまには感情を吐き出して下さいね。私のように溜め込まないで下さいね。

そして、周りに私と同じように介護や看病を頑張っている親しい人がいたら、どうか話しを聞いてあげて下さい。アドバイスは必要ありません。同じような経験をしてない限り分からないと思います。話しを聞いてくれるだけで、寄り添ってくれるだけで、それだけで十分です。私は聞いて欲しかった。ただただ聞いて欲しかった。

続きはまた明日に。

読んでくれたみなさん、ありがとうございました。

-未分類

Copyright© しすこの美味しい食卓 , 2025 All Rights Reserved Powered by AFFINGER5.